こんにちは!saoです。
5月に行ったギリシャ&トルコ旅行の旅行記を始める前に、記憶が新しいうちに書き残しておきたいことがあります
それは——
乗継便で11時間もの大幅な遅延に見舞われたこと。
「4時間以上の遅延なら、海外旅行保険が使えるかも?」
と事前に把握していたおかげで、遅延中の食事代を保険で補填することができました。
でも、実際には「遅延証明書がなかなかもらえない」など、はじめての手続きで戸惑うことも……。
この記事では、遅延が決まってからの行動や保険請求の流れ、注意点を、私の実体験ベースでまとめています。
今回利用したカードと保険について
利用カード:アメックス スカイトラベラープレミアカード
画像出典は全てアメックス公式サイトからです。
※補償内容や条件はカード会社によって異なるため、ご自身のカード規約を必ず確認してください。
※時期によって内容が変更されることもあるため、最新情報の確認を忘れずに!
(このブログは2025年6月時点の内容です)
目次
旅行保険の適用条件を事前に確認しよう
航空便遅延補償とは
・保有しているクレジットカード、加入した海外旅行保険に”航空便遅延補償”があるかどうかを確認
遅延には大きく2タイプあります。
◆乗継遅延
・乗継地で予定の便に乗れなかった場合(1便目の遅延の為)
・代替便まで4時間以上の遅延・欠航・手続き不備の場合
・補償対象:宿泊代・食事代
※この4時間は、乗り継ぎ便の搭乗予定時刻から4時間の事です。
◆出発遅延(欠航も含む)
・代替便まで4時間以上の遅延・欠航・手続き不備の場合
・補償対象:食事代
※出発遅延の場合は自宅を出る前に遅延・欠航が分かっている場合は対象外
飛行機に乗る為に空港へ行ったら、大雨のため搭乗時刻より4時間以上出発が遅れた。
その待ち時間の食事代を出してあげましょう。という事です。
出発遅延の場合は宿泊代は出ないので、注意してください。
※航空会社都合の場合は航空会社がホテルを用意してくれる場合あり。
今回の私の場合ですが、
この場合は乗継遅延では無く出発遅延になります。
その為、ホテルに泊まらなければ行けなくなった場合でも自己負担でホテルを取る必要があります。
自動付帯と利用付帯の違い
クレジットカードの付帯している海外旅行保険ですが、最近はそのカードで旅行関係費用を支払わないと補償適用にならない場合が多いです。
◆自動付帯・・・カードを保有しているだけで補償が適用される。
◆利用付帯・・・そのカードで旅行関係費用を支払った場合のみ適用される。
利用付帯の支払い項目はカード会社により適用内容が異なります。
例えば自宅から空港までのタクシー代はアメックスカードは対象外ですが、三井住友カード ゴールドNLは対象です。
自家用車で空港に行った場合にかかる費用(ガソリン代・駐車場代など)は全て対象外です。
補償されるの金額の把握
補償金額はカード会社により異なります。
・上限金額内なら複数のレシートもOK
・コンビニやカフェ、テイクアウトも対象
・一人分の食事のみが対象(家族分は×)
金額はカード会社によりますが大体1~3万円です。
美味しいものが食べれますね♪
当日、遅延が分かったときの流れ
状況確認(遅延の確認・代替便の確認)
・予定便が何時間遅れるのか
・別便に振替が出来るのか
海外で英語が話せない場合は交渉が大変ですよね。
スマホの翻訳アプリを使って状況確認をしましょう。
遅延証明書を取得
・航空会社のカウンターで貰えるかを確認。
※到着空港で貰える場合もあり
・貰えない場合は後日メールや電話で請求も可能
食事は”遅延時間中”に取ること
例)12時発が16時発に変更 → 12時〜16時のレシートのみ有効
利用したレシートは必ず貰ってください。
そのレシートに時間の記載が無い場合はメモしておきましょう。
請求時の注意点まとめ
・レシートは1人分(個別)に分けると請求時にスムーズ
・支払いは現金でも他のカードでもOK
・eチケットや搭乗券の半券は必ず保管
・高級すぎる食事、アルコールは対象外となる事も
帰国後の請求
1、カード会社に連絡をし、書類を送ってもらう。
私と旦那さんの保険が同じアメックスカードだったので、私が電話して2人分の書類を送ってもらいました。
2、送付された書類以外に下記の書類を提出
・eチケット又は半券
・食事レシート
・利用付帯の場合はカードの利用証明
eチケットなどデーターで保有している書類は印刷しなくても、メールやLINEで送付することが出来ます。
これはムチャクチャ簡単で良かった。
この裏に書き方見本があるので分かりやすい!
補償金額は銀行振り込みで頂けます。
飛行機遅延の場合は便名なども必要なので、把握しておきましょう。
食事代は自分が食べた分だけをここに記入します。
(その為レシートは個々で分けて貰うとスムーズ)
また、航空会社から補償金(お見舞金)的なものが出た場合はここに記入します。
その分は差し引かれて振り込まれると思います。
利用付帯の場合は対象となるクレジットカードの利用内容の記入が必要です。
更にその利用が記載されているカード会社の履歴ページのスクショ(印刷)なども必要になります。
私はその画面をPDFにしてメールで送りました。
電車賃でも利用付帯になるから。空港まででは無く一駅だけの切符を購入すると良い。
お得に保険に入れる(利用付帯になる)
という紹介ブログを見かけますが、これを記入する時にちょっと恥ずかしいかも。
って思ってしまいました。
他に必要なのは
・レシート
・eチケット(又は搭乗半券)
私の場合ですが、今回はアテネ→サントリーニ島の便が遅れました。
その場合は日本からアテネまでのeチケットの提出も必要でした。
書類提出後は1週間かからずに補償受付のハガキが来て、その数日後には振込されました。
遅延証明書がもらえない! そんな時は・・・
実は今回遅延したのはLCCのスカイエクスプレスです。
LCCだから。と言うのは失礼かもしれないのですが、遅延証明書が貰えない!
・当日にカウンターでお願いしても、「チケットの半券が証明になる。」
と言われる・・・
・帰国後に公式サイトの「お問い合わせフォーム」に入力すると、こっちに送ってね~
と連絡が来て、記載のメールアドレスに送っても返信なし・・・
3回依頼しても返事がありません。
もう送ってもらえない。
そう思ったので、保険会社に相談すると。
遅延を証明できるようなメールなどがあれば保険が適用になります。
と言われたので、以下の書類をメールで送りました。


・遅延状況のお知らせメールです。
・公式サイトの運航実績ページのスクショ
(その日の離陸時間と着陸時間が記載)
これを提出した数日後に・・・
遅延証明書がメールで届きました。
念の為こちらも追加書類として提出しましたが、無くても大丈夫のようでした。
今回は、海外旅行中に遭遇した航空便の遅延について、実際に保険を利用した体験をまとめました。
トラブルは避けられないものですが、「事前に知っている」だけで出費も不安も大きく減らせます。
この情報が、同じような経験をするかもしれない誰かの役に立てば嬉しいです!
では、また~(^-^)/