ぼちぼち旅行Blog “sao散歩“

マリオットライフタイムプラチナを夢見て、マリオット中心に泊まっています。現チタン会員でマリオットホテルや旅行中心のブログです。

京都・祇園祭り 今年は中止だけど鉾は見れます♪

こんにちは!saoです。

 

京都の夏と言えば祇園祭

京都八坂神社のお祭りで、疫病退散を祈願した祇園御霊会(ごりょうえ)が始まりです。

疫病退散祈願なので、コロナ禍の今にピッタリのお祭りなのですが、やはり人が密集することは好ましくない・・・

と言うことで、メインイベントの山鉾巡行宵山は行われません。

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宵山って何?

いわゆる前夜祭のようなものです。

山鉾巡行が17日にあるので、その前の3日間に行われます。

14日宵々々山・15日宵々山・16日宵山と言われ、夕方から夜にかけて四条通りが烏丸から八坂神社迄歩行者天国になるんです。

 

例年16日の宵山は人で溢れかえる状況でホント移動するのも大変な位になります。

コロナ前だと30万人が宵山に訪れたそうです。

京都では祇園祭の頃に梅雨が明け夏本番になります。

www.gionmatsuri.or.jp

昨年はコロナの為、鉾すら建なかったのですが、今年は半数の山鉾は技術継承のため実施されます。

出かけたついでに少しだけ見てきました。

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鉾は京都のメイン通りの四条通りにドンと建っています。

間の細い路地にも建っているのでそこだと間近に見ることも出来ます。

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一番有名なのが長刀鉾では無いでしょうか?

巡行の際には順番をくじで決めるのですが、この鉾は古来「くじとらず」といい毎年必ず巡行の先頭にたちます。

出発の縄を切るお稚児さんが乗るのもこの鉾です。

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写真では分かりづらいのですが、鉾先きに大長刀をつけているのでこの名で呼ばれています。

長刀は疫病邪悪をはらうものとして用いられています。

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道路沿いの家から通路が出て鉾につながっているのが分かるでしょうか?

例年なら粽を購入すると、この通路を通って鉾の上に入ることが出来るのです。

今年はそれも中止しています。

※鉾によって女性不可の所もあります。

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長刀鉾胴懸けにはムガル絨毯が使われています。

動く美術館と言われる鉾は見ているだけでワクワクします。

残念ながらこの長刀鉾には女性は上がることは出来ません。

 

長刀鉾から徒歩2分の所に圧のが”函谷鉾”です。

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ブレブレだ~

鉾の名は中国戦国時代(前403~221)斉の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事にちなんで付けられている。鉾頭の月と山型とは山中の闇をあらわし、真木のなかほどの「天王座」には孟嘗君、その下に雌雄の鶏をそえている。屋根裏の金地著彩鶏鴉図は今尾景年(1845~1924)の筆、前懸は、旧約聖書創世紀の場面を描いた16世紀末の毛綴で重要文化財を平成18年復元新調している。水引は山鹿清華作の手織群鶏図、胴懸は梅に虎を織り出した17世紀李氏朝鮮絨毯、花文様インド絨毯、玉取獅子図中国絨毯の三枚である。見送は古く弘法大師筆と伝える紺地金泥の金剛界礼懺文と天保年間(1830~43)にこれを模織した立派なものがあるが最近に皆川泰蔵作「エジプト天空図」を新調した。この鉾は天明の大火(天明8年、1788)で焼失、50年後の天保10年(1839)に再興され、それ以後「嘉多丸」という稚児人形を用いている。

出典:函谷鉾 | 山鉾について | 公益財団法人祇園祭山鉾連合会

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この鉾も「くじ取らずの鉾」で長刀鉾に次いで2番目に巡行します。

鉾頭の三日月と山形は「函谷関の山稜にかかる三日月」を象徴しています。

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豪華絢爛と言う言葉がピッタリです。

是非間近で見たいですよね。

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例年であればこちらの鉾も粽を購入することで上がることが出来ます。

しかもこちらは女性OKな鉾です。

来年は上がれるかな~

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鉾はクギを使わずに縄だけで木材を固定する「縄がらみ」と呼ばれる伝統技法を駆使ししています。

技術継承の為にはこの技法を伝えていく必要があるんですね。

 

函谷鉾の斜め向かいには”月鉾”があります。

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月鉾は、山鉾33基の中でも最も大きく重い鉾です。

鉾を飾る装飾も細部に至るまで美しく動く美術館と讃えられています。

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鉾頭に新月型(みかづき)をつけているので、この名で呼ばれています。

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提灯まで”月”一色ですね。

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明治45年から稚児は3代目伊藤久重作の美少年人形『於菟麿』に変わったそうです。

もちろん人形です。

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タイミングよく、祇園囃子の演奏が始まりました。

動画が載せれないのが残念です。

太鼓・笛・鉦の3つで構成されています。

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山鉾のミニチュアが近くのお店で販売されていました。

全部で33基あります。

(前祭・23基/後祭・10基なので実物を一度に見ることは出来ません)

 

今年は12基しか建っていませんが来年は全て揃いますように。

粽を買って鉾の上に乗ることを楽しみに1年待ちます。

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長刀鉾からすぐの所に”京都の台所”と言われる錦市場があります。

インバウンドのおかげで観光客用のお店が増えてしまいましたが、まだまだ昔の名残もあります。

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以前から好きだった豆腐屋さんに来てみると、外観がずいぶんと変わっていました、

ここの豆乳ドーナツが美味しいんです。

シンプルな懐かしい味わいです。

お値段が10個300円・23個600円とお安いのもいい!

(と言ってもだいぶ値上がりしましたが・・・)

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機械化されたんですね!

一口サイズのドーナツが次々揚がっていきます。

揚げたてを買えたら是非その場で食べて行ってください。

10個くらいペロッと食べちゃいますよ。

www.kyotofu.co.jp

 

今年の京都は大文字も点日どこの数を大幅に減らして点火されるようです。

文字と言うより点を見る感じでしょうか?

京都の夏の終わりの行事ですが、残念です。

こちらも来年は見れますように。

 

では、また~(^-^)/